Archive for 15 January 2009

15 January

ちょっと一息 & 昨日のお客さま



 1月13日、午後、私の胸の中には深い感謝の気持ち。
 その方が持つ世界には、人の心を慎める力がある。
 それはナイチンゲールの光の歌。
 それは南風のように、この自然界に生きるものを揺らし、木霊のように呼びかける。
 私はゴーシュ(不器用)だが、彼女の友情に応えたい。
 彼女のために、私は小さなブーケになりたくなる。
 平和を愛する我が親愛なる友へ。


 夕刻、時々お鍋の中の鶏肉の様子を見ながら、編集作業。
 立ったり座ったり。
 バラ色のゴーシュになりなさい、直感を信じなさい・・・なんて、言い聞かせながら。


 外が暗くなる頃、我が家を訪れる人がいる。
 古くからの友人であり、栗コーダー・カルテットでご活躍の川口義之君である。
 1月15日のlete、チェリーとのライヴに向けて軽くリハーサルをするために、そして、お酒をご一緒するために、ね。
 リハは軽く、呑みは重く、な、一夜となる。
 テーブルに3人が落ち着いたのは8時が近い頃だが、ビールに始まり、シャンパン1本、白ワイン&赤ワイン合わせて4本、やがて焼酎に突入する人在り、という流れ。
 当然、川口君は帰宅せず、我が家にお泊まりである。

 09_1_13

 この3人、もはや四半世紀のおつき合いとなる。思えば20代の頃、こうして夜、よく語り合った3人であった。凡そ他人とは思えない具合(愚合・・・か・・・? 微笑)で、音楽を聴きながら過ごした青臭い時代があった。

 実は、その頃、この3人の中で一番お酒が強かったのは、私。川口君とチェリーは、あまり呑まなかったのである。恐らく、この私の言葉に、「信じられない!」と、お感じになられる方もあるかもしれないが、事実なのである、うふっ。
 それが長い年月の末、今や私はお二人には、敵わない。

 殿方とは、その潜在能力が露になるために、少々の時を稼ぐ必要があるのだろうか? 
 そうして、その稼いだ時間を無駄にしないために、何とまあ、タフなことを、遣ってのけることか!

 1月14日、ああ、3人とも、目覚めて具合が良いとは言えない身体の状態。
 これ、やはり、愚合・・・である。
 しかし、使わなければいけない我らの肉体と意識のために、それぞれ、今日という一日をそれぞれの生き方のために働するのである。
 ひとりは録音現場へ、ふたりは編集作業。
 お酒はよい仕事の糧であると断言する私であるが、久々の二日酔いに、ねじ込められたみたい。

 
 ちょっと一息、とは言ってみたものの、たいした一息であった。

 バラ色のゴーシュよ、「汝、自らを知れ」という言葉を思い出せ。

 明日は、デルフォイの神殿と共に在れ。






02:44:21 | mom | No comments | TrackBacks