Archive for 22 January 2009
22 January
夕餉
気がつけば夕刻だった。
雨だれの音。
ショパンの前奏曲を想う。
静けさの中に、小さく響く雨の雫は、優しい打楽器。
その不規則なリズムや、私を取り巻くあらゆる方角から鳴る音の連なりは、瞑想の音楽。
疲れてしまっていた私は、瞑想とかこつけて、このまま雨だれの音色を子守唄に、しばし『お夕寝』したくなるが、夕餉の支度を始める。
私の作業においてもう少し手間をかける必要もある今日この頃なのである。
だから今日は買い物には出なかった。今宵のメニューは冷蔵庫の中のものを上手に使いきることに。
というわけで、具入りオムレツの準備である。数日前に作って、少しだけ残ってしまっていたトマト&ビーンズ、薄切りの豚肉、タマネギを卵にフィリング。私は普段、この具には必ずキャベツとビーマンの千切りを加えるのだが、今日は生憎どちらも切らせてしまっている。その代わりにトマト&ビーンズがちょっとよい味を添えている。ソースはやはり前に作って一人前くらいの量が残ってしまったビーフ・ストロガノフを冷凍保存しておいたものを温めてサッとかける。その他、グリーン・サラダ、韓国海苔のキムチ、錦松梅、小松菜のお味噌汁。
ところで、お夕食の準備は煮込む必要のない手際であるが、作業つづきの私は、煮込まれつづけて、身も心もクタクタなのであった。
すると、そんな私のために、珍しくチェリーがお夕食の手伝いをしてくれた。
彼が担当してくれたのは、炊飯である。
少し前にいただいた、とても良さそうな新米の『ひとめぼれ』、これを開ける日が来たのである。
美味しく炊きたいと思っていたら、突然彼が「土鍋で炊いてみようよ」と言い出し、自らネットで炊き方を調べ、火の傍に立ったり呑んだりしながら見事に炊き上げてくれた。
初めは中火で5分、その後弱火で10分ほど、蓋の穴に濡れ布巾をちょいと乗せて待つ事15分。いい匂いがキッチンを泳ぎまわる。炊きあがったら更に15分蒸らす。
決して手間のかかる事ではないが、それをお任せしている私はウキウキしていた。
美味しく炊けた。
塩だけのおむすびでいただきたいくらい、ご飯の味が無邪気なのである!
おまけに、お焦げも香ばしく!
明日の朝も土鍋ご飯にしようかしら?
勿論、朝は、私が炊くのである。
塩だけのおむすびを、ホクホクと頬張りたいわ。
だけど、晩餐はレアのステーキあたり、いただきたい。
植物的とはいえ、タンパク質を時にたっぷり摂取しないと、エネルギーが切れてしまう私なのである。
後少し、もう少し。
夜、寝付きが悪いのが悩みの種ではあるが、気にしない。
それにしても、近頃、私は、何か、変化しているわ・・・それは何か? 何でしょうね?
この変化は、始まったばかりなのだわ。
something new...cool something......
それは彼が謳ったように・・・
"time made change me, but i can not trace time..."
LOVE & LIGHT
..* Risa *¨
02:33:57 |
mom |
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