Archive for 23 January 2009

23 January

EASY COME EASY GO



 マリアンヌ・フェイスフルの新譜が素敵だ!

 こちらをご覧になってみてはいかがでしょうか?


 もう、マリアンヌの歌があればよい、という心地である。
 音も、恐らく、素晴らしいだろう、この感じだと・・・この映像を観ながら、昨夜、午前2時過ぎあたり、お酒を呑んでいたのね・・・チェリーのお誕生日であった晩であるが。

 ギターを弾くショーン・レノンはジョン・レノンの30歳前後の時の面影を感じさせる。
 実に父親によく似ているな・・・少し最近太ったのかもしれないけれど。

 このpageで見る事ができるvideoの最後のシーンが、いい。
 ショーンとマリアンヌが一緒に煙草に火をつけるシーン。
 マリアンヌの仕草は、粗野な仕草・・・煙草を日常的に離せなくなっている人間独特の火のつけかた・・・まるで、「ああ、歌った、これでやっと、煙草が吸える」というせっつくような仕草。
 しっとり歌う彼女の姿もうっとりするが、やはり彼女の裡にあるのは、ロック魂なのだろう。
 声の音域が狭い彼女が歌う旋律は、時にラーガロックを連想させる。
 というか、自ずとそうなってしまうのかもしれないが、彼女の中に滲み込んでいる音楽が、やはりあの古の感覚で、そこに、或る種のフレーズが盛り込まれると、自然とそのような表現になるのだろうな。
 彼女のheartとvoice・・・私は非常に、非常に、好みなのである!
 もう、33年、私はマリアンヌが好きなの・・・Marianneを愛しているの・・・長いでしょう?
 声が変化してからのD.ボウイーとのチャーミングなデュオや、スウィート・ハートを歌った頃のマリアンヌの声は、レコードでは潔く聴くことができるが、ヨーロッパのあちこちで当時歌った映像などをちらっと見ると、まだ安定していない時期だったかもしれない。
 だけど'80年代終わり頃からの彼女の歌は、確立されてきた。
 東京公演など、私は最前列で鑑賞したものだが、忘れられない思い出があるわ。

 還暦を過ぎた彼女は、昨年本を出版し、このアルバム『EASY COME EASY GO』をリリースしている。

 惚れなおす! ので、ある!

 さて、私は、作業に戻ろう。

 熱狂した文章だが、作業は、淡々と、冷静に。
 最終チェック、乗り切るごとに、シガーに火をつける。
 第一次晩酌時間、今宵の夕餉はひとりゆえ、新米の贅沢を味わいつつも、質素に行う。

 
 私は人生を愛している。



 PEACE & LOVE





 

 
19:30:18 | mom | No comments | TrackBacks