Archive for 16 February 2009

16 February

instant writer



 風邪薬が効いたのだろうか。扁桃腺が少し腫れているようだが、悪化していない。たいした発熱もない。いや、微熱があるのは解っているが、微熱は私にとって珍しいことではないので、問題は無いわ。

 午後、編集者の方とお会いする。
 幾つかの点をピック・アップして意見交換。私は文章を書く時、自分でも意識して幾つかのパターンを利用するのであるが、その手のお話をするのが、愉しい今日の私であった。

 19時近くに帰宅。お鍋の準備をする。暖かい陽気だが、暖まらないとね。
 その後、大河を見る。少しセンチメンタルだな・・・まあ、ストーリーが動き出すのはこれからなのだと思うが、やや、まったりな気がした。あまりメロウなシーンが続くと、少々退屈する。

 作業の予定は本文を火曜の深夜までにまとめ、データを送る。
 で、一カ所だけ、私がどうしても躓いている部分があったのである。これは以前からなのだが、やはり編集者の方も同じように感じたらしい。
 こういう時こそ、オフィーリアのポーズで天井を眺めているといいのかもしれないわ。

 すると、こんなこと、思っているのね、私は。

 i am a instant writer...

 昨日はインスタント風邪ひきだったが、今日はこれ。

 これ、実は、"i am a instant star, just add water and stir."という科白が近頃の私の頭に埋め込まれていることが原因なのだが。
 "instant"という言葉、私はどうも、好きらしい。
 明日は"instant"・・・"instant writer"。

 BGMは、やはりバッハ、『無伴奏チェロ組曲』か。
 このバッハの作品は"instant"というイメージからほど遠いかもしれないが、違う。
 このような作品こそ、手間をかけずに、仕上げられたものだと私は感じるのである。

 想像してみる・・・或る、衝動のシーンを・・・

 何気に散歩していて、ふっと浮かんだもの。
 それを「忘れない」ために、飛んで帰って、ピアノの前あたりに座って時を「忘れる」ような気分。

 乗り物には乗らない。
 足で歩くのである。

 身軽でありたい、"instant writer"。





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