妖精が現れる時・・・

　伝説によると、妖精が現れやすい時刻があると言われているらしい。
　昼間の12時、真夜中の12時、黄昏時、夕刻、明け方、満月、新月、そして星の煌めく夜。
　そうして、説明のつかないような感覚に陥った、或る時間・・・。

　月曜の深夜、私の家の界隈は静か。灯りのついている家も窓もあるけれど、ひっそりしている。
　真夜中、ちょうど12時になる頃、私はこの人のことを、おもむろに思い出した。
　

　

　　　　　　　　　　
　Sharon Tate ・・・1969年の夏、とても気の毒な最期をとげたけれど、美しい人。
　それにしても、何故、今夜、この人のことを考えることになったのかしら。
　説明のつかないこと。


　・・・ついでに、妖精が近くにいる場合に、どのようなサインがあるか、お教えいたしますわね。

　木の葉が不可解に震えたり、尖った葉・・・例えば芝などが、風もないのに弓を引くように悪戯にヒュンと曲がったり、あなたの髪の毛の中を小さな虫が歩いているような感覚におそわれたり、または、風もないのに、水がさざ波を起こしていたり・・・ぞくぞくしたり・・・。

　そんな時は、あなたの周りのどこかに妖精がいて、説明のつかない時間をプレゼントしていくでしょう。


　times...the fairy appears here......


　..* Risa *¨