Archive for August 2009
30 August
冒険家ド・リメジー男爵に愛をこめて
夏の終わりというものは、時に暗闇と親しんでいたい時期。
ですから、私はあなたの失踪を、問いはしません。
失踪は、私の得意でもあるので、人が、それを行うことを問いただすほど、私は未熟ではないつもりよ。
晴れた休日の昼間、幼い子供の泣き叫ぶ声と、僧侶の良く響く祈りの声、そして、どこかで杭を打つ音が鳴り響いていた。
私はそれらの音を聴いて、あなたのことを想った・・・。
それは少しも残酷ではなく、ひとつの家が建つための、幸せの響きだった。
あなたは今頃、夕刻のカフェにいるかもしれないし、草の上で歌っているかもしれない。
「火をかしてくれないか?」、と、人なつこい笑顔で誰かに語りかけているかもしれない。
あなたと出会ったのは、秋の朝のことだったような気がするのだけれど・・・その時の私は、あなたのただの通りすがりに過ぎなかったかもしれないわね、でも、あなたは私を気に入った。
その気紛れな友情は、分散されながら日々を重ね、今に至り、不思議な輪郭が現れ、それで、少し戯け、道化すぎたためにしばし沈黙し、一旦、取り澄ましてみる必要もあるわ。
私が「美しい景色」と、漠然と放ったら、あなたは言った。
「君には、あの景色の向こう側にある暗黒が見えないのかい?」、と。
私には、それが視えているのよ。
視えているからこそ、あなたに、そのような美談を突きつけたくなる。
世界を信じるなかれ、暗黒こそ、世の常・・・。
理想と現実は、いつも手を繋ごうとしては、押しとどまってしまうわ。
ベッドの中の夢は、現実になるにもかかわらず、たったひとつの嘲笑で、姿を変える。
終わりなき悪夢に翻弄されている幻想も、然り。
賢ければ、賢いほど、恐怖を敏感に察知し、狙われる。
狙われれば、奪われることもあるわ。
見出し、失い・・・でも、それは、結局、逃避で事を楽に済ますことができる。
その遣り方、私も何度もくり返してきた。
破れかぶれになるのは、とても簡単なこと、そこにすがって、振り出しに戻る。
いつも、何もかも、無くすようなふてくされた態度で、寂しい微笑みひとつ、そして皆に手を振って、次の旅に出る。
どうやら似た者同士なのね、あなたと私は。
秘密裏の世界があって・・・一見、とても友愛に溢れているのに、そのくせ、密室的な孤独に怯え、戯れ、幾つもの人格を持つ。
臨機応変に顔を変え、そのおかげで、一体、自分がどんな顔をしているのか、解らなくなることもあるわ・・・・・・そのつど、ヴァセリンを塗って、補強して。
あなたは、きっと、私を一瞬、無垢な女と感じたでしょう。
しかし、私の中に在るその無垢は、残酷です。
純真というものには、野蛮という顔が潜んでいて、その野蛮を如何にも可愛らしく見せてしまう馬鹿な女にとっては、境界など、関係ないらしいけれど・・・
が、言っておきますが、私は純真ではありません。
あなたの知るように・・・
つまり・・・
あなたが冒険家であるごとく、私は探究者なのです。
探究者とは、何かを始めるとき、絶対的に、<白>である必要があるのです。
嘘をついても、<白>であるべきで、そのために、余計なことはしません。ですが、演技なら、します。
黄金は、不純物からも、創られる可能性がある・・・
そのように、想像してみてください。
計画は、いつでも持ち上がり、人生とは、その思わぬ偶然によって、導かれます。
そう、私の掌は、二本に分かれた運命線があるわ、ひとつは幸福への道、もうひとつは奈落への道。
私は、自分の快楽と生活と自由を守るために、生きているだけの者。
そういう者は、敵をつくります、いいえ、無意識に敵を招いてしまう、あなたも同様ではないかしら。
それでいて、招いても、私は風通しをよくしていたい質。
私が単純に綴った臨時急行のようなお伽噺だったはずのものが、後に予期せぬ事情で突然、現実のような顔をして現れたことに、興味深さを感じます。
それは、いつものあなたが、まるで墓場に埋葬されるような顔でそこに佇んでいるように見えたからであり、その事情が引き起こしたものは、黄金を装った不純物なのでしょう。
とはいえ、それは、ひととおり、美しい。
美しいがゆえに、信じ難く、行動を止めるわ。
それでも、こんな言葉を言われて、喜ばない者がいるかしら?
・・・君のために働くことは、僕の喜びだ。
たとえ、それが、詐欺師の冒険家の科白だったとしても・・・です。
よって私は、ますます女盗賊として小舟に乗り、輝く宝石を我が手にするために、幾つもの夜を過ごしていけるというものです。
駱駝はあなたのために、曲げた足を伸ばし、遠くアレキサンダーが歩いた地を行くでしょう。
私はパゴダで待ちます。
愛と抱擁をあなたに・・・
ド・リメジー氏へ
星屑のオーレリーより
*
近頃の凡庸だった私の脳への、ブローニング、一発。
*
Risaからのお知らせです。
9月10日、下北沢leteにて、ライヴをさせていただくこととあいなりました。
出演 桜井芳樹(g)&桜井李早(vo)
会場 20:00
開演 20:30
前売 2500 yen
当日 2800 yen
お問い合わせ、ご予約は、lete まで、よろしくお願いいたします。
『YES』桜井李早:著/MARU書房
著書『YES』の通販のお知らせです。
お値段は1500円+送料手数料200円です。
御注文は、お名前、発送先、部数をお書き添えのうえこちらまで。
御注文くださった方のプライバシーは、当然、厳守させていただきます。
..* Risa *¨
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25 August
some happy day
8月23日、白金、Coolie's Creekへ。
先日、ライヴ・アルバム『Some Happy Day』をリリースしたロンサムストリングスと湯川潮音ちゃんのライヴ。
余談ですが、今月号のミュージックマガジンに、このロンサムの新譜『Some Happy Day』の広告(見開きです)と、バンド・マスターである桜井芳樹のインタビュー記事が掲載されております。
現場へ向かいながら青山斎場の前を通れば、大原麗子さんのお別れの会が行われていた。ハンドルを握るチェリーもそれに気づき、少しだけアクセルを緩めた。通り過ぎながら入り口の奥を見つめただけだが、心の中で合掌した。とても好きな女優さんだったので。
麻布十番ではお祭りが行われていて、そこも通り過ぎる。
目的の場所と時間に向かう人というものは、何でも通り過ぎてしまわなければならない。そこで出会った偶然があったとしても、ただ想うだけで、寄り道はできないものである。
ロンサムと潮音ちゃんは今年の3月以来の共演だが、一緒にツアーも行ったこともあり、お互いの音の個性は、もうすっかり親しみ合っている。
私は、こういう状況を、<仲良し>と呼ぶのだろうと感じながら観ていた。
人間同士の<仲良し>という関係も、ただ、よくおしゃべりをするからというより、精神や個性、人格を認め合うことが<仲良し>。
しかし、時には、<仲良し>の思い込みという不幸もあるかもしれないわ・・・だからね、本当の<仲良し>というのは、
目的地に向かって寄り道もせずにここへ来たけれど、ライヴが終わってみれば、旅をした気持ちになっていた。
ありがとう、今宵の音楽・・・私は心の中で、そう言った。
そんな私はこの晩は物販もあり、ちょっとバタバタしていたのだが・・・
*
私は箱を手に持って階段を上がっていた。
私は慎重に一歩一歩上がっていた。
何故なら、その箱には、私の大切な物が入っていた。
私はその時、若干、考え事をしていたかも知れない。
それは宴の後のほんの少しの隙間のような瞬間だった。
私は突然、目眩がし、足を取られた。
私の足は痛んだ。
このメガシティーの真っただ中において。
階段を上るより、降りる方が簡単なことだ。
短い夏。
それでも、箱はここにある。
その箱の中に入っているものは希望である。
*
・・・と、まあ、そんなことがあったり・・・
また、一枚、二枚、三枚・・・と数えていて、「・・・足りない・・・」
なんていう、四谷怪談ならぬ、白金怪談のようなこともあったっけ・・・。
このことは、何でもないことで、解決したのですがね。
*
おかげで最近の堕落から目が醒めたようである。
いや、堕落というより、夏バテなのかもしれないし、頽廃か?
しかし、退屈では、決して、ない。
とにかく、脳に栄養が運ばれないと、麗しき憂鬱な時間さえ、棒に振り、ドジさえしかねないわ。
だけど、潮音チームの関係者には女子(女性)の数も多く、終演後など、楽屋で話していると、あたかも女子高校生のクラブの部室でやたら賑わっているような気配になる。
で、興味深かった話題のひとつに、人は血液型で食の体質が異なるということ。
A型は農耕民族系なので、お米が相性のよい食べ物であり、B型は遊牧民族系にして野に生きる兎や羊などと相性がよく(ジンギスカンなんて最適でしょうか)、O型は狩猟民族系なので何しろお肉、そして、AB型は、新種ゆえまだ解明できておらず、なのだとか。
私はO型なので、やはりお肉なのね(笑)。
で、チェリーはAB型なので、残念ながら、未開人(未解人?)。
その狩猟民族O型の私Risaと未開人(未解人)チェリーは、帰宅しながらお腹を空かせていた。
日曜の深夜にして、夏休みも終わりに近づいているせいか、都内の道路はとても空いていて、不気味にさえ感じられた。
このくらいいつも静かだと、夜のドライヴはオツだと思いながらも、食事をするお店を探すが、見つからない。閉まっているのだ。
とうとう家の近くまで来てしまい、仕方ないので吉野屋など入ってみる。牛丼最後の日、などと呼ばれた日がかつてあったが、私はその日以来の吉牛である。ちょっと埃っぽいかな・・・などと感じながらも、これも狩猟民族的ではないか。
つまり、狩りをするなら、時と場所を選ぶ必要もあるが、臨機応変、柔軟、気楽に構え、こだわらない・・・そんなことも、大切なのではないか、とね。
そうよ・・・私は狩りをする者、狩りをする女。
痩せっぽっちでも、こうして生きていられるのは、狩猟精神のせいなのね。
Risaからのお知らせです。
9月10日、下北沢leteにて、ライヴをさせていただくこととあいなりました。
出演 桜井芳樹(g)&桜井李早(vo)
会場 20:00
開演 20:30
前売 2500 yen
当日 2800 yen
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23 August
結晶的夏に囚われて・・・
というより、夏に犯されている・・・の、かもしれない。
今年になって、漸く1キロ増えた体重が、2キロ減った。
こんなことを言うと、世界中の女性を敵にまわすのかもしれないが、私にとっては、少し深刻ではある。
何しろ、集中力が失せる。
何しろ、食べたくても少ししか食べられない(食べることに、「飽きる」という癖が幼少の頃にあったのですわ)。
何しろ、フワフワしている。
何しろ、お肉しか、食べたいと思わない。
何しろ、新型インフルが私の肉体に侵入したら、怖い。
何しろ、お酒を飲んでいる時だけは、元気。
何しろ、よく眠れない。
何しろ、夢を、見させられる。
何だか、やはり、堕落している。
8月20日、そんな堕落者には最適な音楽を夜、聴いていたわけだが、これが何とも、心地よい・・・CSN&Y、The Mothers Of Invention(『FREAK OUT!』)。
ダルい躯、でも、頭の中に走るのは・・・LOVE・・・。
“...yes, man..."
微笑して、いや、しかし所詮、堕落者の薄笑いである。
「申し分のない世界で、万事は増々順調さ」
こんなヴォルテールの言葉を思い出す。
8月21日、今。
これから、鰻をいただくのである。
それで明日は、夏に囚われずに済むかしら?
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9月10日、下北沢leteにて、ライヴをさせていただくこととあいなりました。
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16 August
Garnet and "L'HEURE BLEUE"
私が不在のとき、あなたが不在のとき、ふたりで旅に出るとき、私はガーネットを首につける。
これは1月の誕生石、そして、十字軍が昔遠征に出る時お守りとした石、アレキサンダーが大切にした石、絆、血、真実、愛・・・。
私の持つこの石の形は十字。
私の持つこの石の色は真っ赤。
どこを歩いていても、この家の中にとどまっていようとも、私はこの血と絆と愛と真実に守られた石と共にいることによって、危険から遠ざかることができるわ。
この十字のガーネットのペンダントトップは、以前プラハの街で買ったもの。
時計塔の近くのお店にふと入って買ったガーネット。
この時計塔は市庁舎でもあり、15世紀に造られ、西洋でも最も有名な時計塔。
骸骨の姿をした死神が、一定の時刻になると時を鳴らすわ・・・そうすると、聖人たちが小さな窓から次々と出て来てクルクル回る絡繰りになっている。
ここは、それを観る人でいつも賑わい、また、待ち合わせの場所でもあるわ。
そんな待ち合わせの場所が、時を打つ場所・・・死神が刻む時よ・・・<死の舞踏>と呼ばれた絵が西洋のあちこちに残されていたりするのだけれど、それは、中世、ペストの流行によって語られた言葉・・・つまり、どんな人も、皆、最後には死んでしまう・・・いくら富んだ人生であっても、貧者であっても、最後には死の扉が待ち受けていて、人々は皆、手を繋いで死者の国へ行く・・・そういう思想よ。
私はそれを少しも怖いとは思わない。
でも、突然、思いもせず、失うことは、厭。
厭よ、正直な私はそう、感じる。
だからガーネットをあのプラハの街で欲しいと思った。
それは午前中のことで、私がガーネットを手に入れて広場のカフェに腰をおろしたら、あの時計台が回転し始め、死神が音を鳴らし、聖人たちが現れた。
それは今からちょうど10年前の8月のチェコでのことだった。
"L'HEURE BLEUE"・・・これは、ゲランのちょっと高価な香水。
カトリーヌ・ドヌーヴが好んでいると聞いたこともあるけれど、ハート型の瓶の蓋が綺麗。
香水の瓶というのは、どれも趣向を凝らしたものが多いけれど、私はガラス瓶が好きだった。
ガラスは割れると怖いのだけれど、でも、よく造られたガラスとは、重く、しっとりした手触り。
バカラのグラスも持っているけれど、このグラス、疲れている時に持つと、私の腕では重すぎる。
この"L'HEURE BLEUE"は、1912年にゲランが作った香水。
"青き時間"とも訳されるのが一般的なのだろうか。
そして、これが、パリの香りなのかどうか、私には、わからない。
わからないし、この香りは少し清潔好きな日本人には強いかしら?
若い娘さんには、あまり似合わない香りかもしれなくてね。
そうよ、この"L'HEURE BLEUE"がパリの香りなのかどうか、私は知らない。
知らないけれど、この香りをゲランが作ろうとした時代、第一次大戦が始まろうとしていて、彼はチェイルリー宮殿を歩いていた・・・それは、夏の黄昏時で、陽が傾き始め、空の蒼が秘かに変化するような時刻・・・。
蒼は、青春とも感じたいけれど、その蒼を懐かしむ年齢に差しかかった女性の心を醸し出す香り・・・ゲランは、20世紀初頭のパリにそのような色を見出そうとしたのでしょうね。
女たちよ、美しくあれ、と。
そして、愚かなジェラシーや、日々の憂鬱(BLEUEには、青だけでなく憂鬱のようなニュアンスもあるわ)を、我がものにするように、生気ある姿で歩きなさい・・・と、呼びかけたかったのでしょう。
パリを、少し、想う。
昨日書いた曲の一部は、川に流した。
明日は、もう少し重さがなければ。
それでも、私はこの蒸暑い東京の夏にあって、死神の時を忘れ、うっすらと汗をかいた私の首筋に、"L'HEURE BLEUE"の風を感じる。
今日、8月15日、終戦記念日の私は、ガーネットと"L'HEURE BLEUE"に覆われていた。
全ての人に平和な心がありますように。
どこかに・・・だれかに対して・・・少しの妬みや残酷を持つ人を見たとしても、私はここにいる。
私たちは・・・人々は手を繋いで、どうしても生きていく必要があるのだから、その術をより多く知らなくてはいけないわ。
姿を見せない者は、真実から遠ざかってしまうかもしれなくてよ。
姿とは、様々なもの、どんな姿であっても、それは、正直な姿であれば、信じる人が必ずいるわ。
どうせ生きるなら、ただ、よく、ありたいだけでしょう。
違うかしら?
パリは今頃、夕刻・・・"L'HEURE BLEUE"の涼しい風が通り過ぎる時刻。
私はしばしガーネットを首からはずし、死神がやってくるかどうか、試してやろう。
死神?
私、あなたをも、愛しているわ。
ええ、時を刻みなさい。
それゆえ、私は、生きる必要があると、知らされるのですから。
without make up; wearing the most natural clothes; with a Garnet and a little "L'HEURE BLEUE".
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15 August
if i feel...
何かと翻弄されながらも、この一週間がいつもより長く感じられるのは何故かしら?
8月12日の深夜から13日未明にかけて、夜空を眺めていたが、コメットは全く見えなかった。
早々にベッドに横になり、寝室の出窓をずっと見つめていたのに・・・やがて、いつしか眠りにつく。が、何度も目覚める、浅い眠り。
ここまでは、曇り空のヴァカンスなのだ。
しかし12日、私は或るものが降りてきたことを感じていたはずなのだが・・・。
それは時に愚かないたちごっこに妨害されてしまう。
if i feel...
このつづきを何と綴ろう?
"のろま"と文句をいいたくなるような時の感覚は、まるで恋をしている感覚に似ているわ・・・いいえ、恋をしている人にとっては、時は短く感じられるのかしら? ・・・私は知らない。
が、外界と一線引いているような心地、それは或る意味、私の理想的な分野での感触であり、この日常を生きるという意味では精一杯でありながらも、精神の一部においては驚くほどの余裕を実感する勝利に似た快感・・・。
それでも、数日前から夏空に切り替わった東京の空である。
そのとたん、ヴァカンスとわざわざ呼び続けてきた日々の歯車が微妙に変化したようである。
8月14日、昼間、一曲、書き上げる。
ほぼ仕上がったが、明日の朝、それがどのように見えるか。
他、微笑みを浮かべながら別の作業について考える夜半・・・God bless・・・頭の中はグルグル、正直、慌ただしい私なのである。
今宵はひとりであり、お夕食は普段より遅い時間帯、簡単に、ビール&小松菜のお浸し&納豆&茄子のお味噌汁。
これでは夏痩せしそうである。
よって、この時刻、しっかりチーズを齧りながらビール再び。
if i feel...
相変わらず、"のろま"と文句をいいたくなるこの金曜の深夜ではあるが、その、恋に似た感覚・・・いや、実に恋されている感じの私・・・は、出来るだけストイックに、かつ、広い心で過ごしたい。
...now, just i love this absolute solitude which my quiet and free vacation...or chain of dazzling flash for me...yes, i want to give the part of my heart to you...
PEACE & LOVE
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